ひとつひとつ違う顔。
廃材から生まれる、新たなぬくもりと景色。
木工作家としての顔も持つ石川秀一郎さんは、海風の吹く神奈川県茅ヶ崎市で住宅・店舗の設計・施工を行う工務店を営んでいます。県内産の木材を積極的に使ったり、壁塗りなどを施主さんと一緒に行ったりと、地産地消・参加型の家づくりを実践されています。
ガーゼのシャツを扱わせていただいている、同じく茅ヶ崎市にあるSEEPさんにご縁を繋いでいただき、石川さんとお会いしました。
同じアイテムでも少しずつ表情が違い、作り込みすぎていない大らかな雰囲気に惹かれました。初めてshopに伺ってお会いした時、石川さんからも同じ様な印象を受けました。
のびのびと大らかで 楽しんで生み出している、そんな雰囲気が感じられました。
今年2月、藤沢にある工房に伺いました。息子さんと二人で造ったという工房は外も中も木のぬくもりたっぷり。中には薪ストーブ、たくさんの工具や機械が置かれ秘密基地のよう。窓から見える長閑な景色にも癒されました。
作業をする様子を見せていただきながらお話を伺いました。
家づくりと木工作家、今ではどちらも本業のようになってきたと笑います。
色んな方と関わり作り上げる家と、最初から最後まで一人で作り上げる木工。繋がっているようで、また違った面白さやテーマがあるように感じました。
石川さんが材料としているのは周りから集まってくる廃材となった半端な木。それらを乾燥させて、時には生木のままで削って形にしていきます。廃材を再利用することで環境への負荷を減らし、また新たな価値をも一緒に生み出しています。
その時々の廃材を使っているので、バターナイフやスプーン、コーヒーメジャーなど同じアイテムでも色や表情はそれぞれです。
作るアイテムを決めてから材料を見るのではなく、目の前にある木からインスピレーションを受けてアイディアが生まれて行く。
黙々と作業をするというよりは実験のようにワクワク楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。それこそが石川さんと、生み出されたアイテムたちの一番の魅力だと思います。
「木」と一口に言っても、出来上がった景色は本当に様々です。木目や濃淡、そこから受ける印象まで様々。じっと見入って、出来上がるまでの背景を想像するとワクワク不思議な気持ちになります。手に持った時の滑らかさや温もり、ひとつずつ手にとってお気に入りを見つけるのも楽しい時間です。
石川さんから「故郷の福岡へ帰ることにした」と伺ったのは春頃でした。5月にshopに伺い、アイテムを選ばせていただいて荷物を積み終えた後、お家も見せていただきました。
ご家族みんなで作った家は2階へ上がるとキッチンとリビング、そこからは海がそっと眺められていい風が吹き抜けていました。海を感じながら暮らす、海を見ながら料理を作る、海なし県民の私からは夢のような日常が穏やかに広がっていました。
福岡へ行っても創作活動は続けるという石川さん。
またいつか訪ねて行くのを楽しみにしています。
店舗デザイン設計事務所の株式会社TILTの田淵と申します。
何度か石川様の照明を弊社デザインの飲食店舗にて使わせていただいております。
弊社の方で通販サイトmonotiltを運営しており、石川様が制作している照明等を弊社のサイトで取り扱うことはできないかと思いご連絡いたしました。
ご確認お願いいたします。
田淵
田淵様
こんにちは。classicoの高橋です。
お問い合わせをいただきまして、ありがとうございます。
ご対応が遅くなりまして、申し訳ございません。
uraraka千草の方からご連絡をさせていただきました。
よろしくお願いいたします。